夏乃ヲ 11e5bb3ca:2019/4/03 09:10:13

1D100

(1D100) ＞ 71

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夏乃ヲ 71 11e5bb3ca:2019/4/03 09:11:37

『あなたは死の底から引きずり上げられる。

口に刺さった針が痛む。この曲線は釣り針だ。

どうやら自分は釣り上げられたらしい。

体はずぶ濡れ。

長い長い桟橋の上に引き上げられているようだ。』

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夏乃ヲ 71 11e5bb3ca:2019/4/03 09:12:00

『起き上がろうと意識を起こすと、体が起きるよりも早く視界が上に上がる。

ふっ、と下を向くと、体はばらばらで、引き千切られて、宙を泳いでいた。

大地を踏みしめる感触も、関節と関節のつながりも、

自分の重さも、心臓の鼓動も、全て正しく認識出来ない。』

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夏乃ヲ 71 11e5bb3ca:2019/4/03 09:12:18

『記憶を頼りに自分を思い出そうとしても、

頭の中には様々な人種、社会、老若男女の記憶が混在している。

水面に映る、ベロッと剥がれた顔じゃ、わかりゃしない。』

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夏乃ヲ 71 11e5bb3ca:2019/4/03 09:12:51

『私は誰だ。

ぽちゃんと水面に沈む針の音が、あなたの精神をノックした。』

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夏乃ヲ 71 11e5bb3ca:2019/4/03 09:13:19

CCB<=71 正気度判定

(1D100<=71) ＞ 93 ＞ 失敗

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夏乃ヲ 71 11e5bb3ca:2019/4/03 09:13:25

1D10

(1D10) ＞ 6

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夏乃ヲ 71 6 11e5bb3ca:2019/4/03 09:14:12

『水音の方に目をやると、暗くて遠くはよく見えないが、

近付けば何かがいそうな気配がする。

長い長い桟橋の上に、唄うものがいる。』

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夏乃ヲ 71 6 11e5bb3ca:2019/4/03 09:14:31

『あなたはそれに近付いて行く。痩せ細った老人だ。陰気な男だ。

声を掛けても嗄れ声で自分を鼓舞する歌を唄うだけ。』

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夏乃ヲ 71 6 11e5bb3ca:2019/4/03 09:14:47

「釣り上げろ 釣り上げろ それが俺の仕事だ

　死の床に伏した者共を 神の元に引き摺り出せ

　死者は神の為に成る 繋げ 繋げ 身を繋げ

　いつかの日の為 神の為 神の為 神の為

　身を繋ぎ、顔を上げろ。それがお前の仕事だ」

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夏乃ヲ 71 6 11e5bb3ca:2019/4/03 09:15:10

『男は低くゆったりとした声で歌いながら釣り糸を垂らす。

釣り糸の先に目をやると、ドロドロの肉塊が湖の中を泳いでいた。

自分はきっと、あの中から釣り上げられたのだ。』

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夏乃ヲ 71 6 11e5bb3ca:2019/4/03 09:15:25

CCB<=71 正気度判定

(1D100<=71) ＞ 15 ＞ 成功

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夏乃ヲ 71 6 11e5bb3ca:2019/4/03 09:15:31

1D5

(1D5) ＞ 4

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:15:55

『背中に声を掛けられる。

「靴は、脚はいかがかな？」』

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:16:32

『鞣された真っ赤な皮を持った大男だ。茶色いエプロンと、山脈の様に彫りの深い男前だ。

彼はあなたに向かって、ニコニコと気のいい笑みを浮かべてはいるが、

4mも上からじゃあ、どんな人間だってすくみ上がってしまうだろう。

髭と一体化した柳の様な長い髪を掻き上げて、あなたに一つ、ウィンクをする。』

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:17:40

「や や これはこれは 随分と細切れだこと

　靴はいかが？脚はいかが？ふわふわ浮いてちゃ心許ない。

　地に脚をつけて活きていなけりゃ、あんたに魅力は無いと来た」

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:18:02

▽靴と脚を貰う

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:18:17

『靴屋は靴を作り始める。赤い赤い糸であなたの脚と靴とを縫い付ける。』

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:18:33

「歩こう 歩こう 神の御許に 自分の脚で。

　素敵な靴を履かせましょう 真っ赤な革靴 花の色

　ぁあ、きっとだれもが振り返る！」

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:19:00

『そう言って、靴屋は貴方に靴を履かせる。履き心地は天へと登る様に心地良い。

ふわふわと浮いていた脚が桟橋を踏みしめ、貴方は心の何処かで安堵する。』

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:20:51

『靴屋が貴方の赤い革靴のつま先に口付ける。あまりのおぞましさに悲鳴をあげて

あなたは彼に背を向けて走り去ろうとした。

大きな胸に飛び込んだ事を理解したのは、その数瞬後の事だった。』

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:21:03

CCB<=71 正気度判定

(1D100<=71) ＞ 2 ＞ 決定的成功/スペシャル

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夏乃ヲ 71 10 11e5bb3ca:2019/4/03 09:21:10

1D5

(1D5) ＞ 1

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夏乃ヲ 71 11 11e5bb3ca:2019/4/03 09:21:27

「あらあらあら こしのないこ かわいそうなこ

　あらあらあら こしをつけてあげましょうか」

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夏乃ヲ 71 11 11e5bb3ca:2019/4/03 09:21:39

『そう言って、彼女は貴方の腰を鷲掴む。』

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夏乃ヲ 71 11 11e5bb3ca:2019/4/03 09:21:53

▽こしをつけてもらう

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夏乃ヲ 71 11 11e5bb3ca:2019/4/03 09:22:19

『あなたの脚と腰とを、踊り子は自分のベールで帯のように結ぶ。踊り子が貴方の手を取り、

機嫌良さそうに共に踊り出す。始めはふわふわとしていた腰が次第に脚と癒着し、

貴方は体が安定していくのを感じる。踊り子がにこりとほほえんで、

ベールを外すと、腰から下が重力に従い桟橋の上に立つ感覚を得る。

上半身はまだふわふわと心許なく浮いている。』

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夏乃ヲ 71 11 11e5bb3ca:2019/4/03 09:22:31

「楽しかったけど、貴方の踊りにはハートがないわ！

　ハートがなくっちゃ　一番おいしくて　重要な部分がなくっちゃ

　神様どころか子ヤギだって振り返ってはくれないわ！」

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夏乃ヲ 71 11 11e5bb3ca:2019/4/03 09:22:48

『びしゃりと音がする。あなたが振り返ると、心臓達が桟橋の上で暴れていた。

湖から渾々と湧く様に、トビウオの様に、跳ねて落ちる。

その数は次第に多くなり、あなたの元へと跳ねてくる。

ドクンドクンと音が重なり、あなたを責めるドラムロールの様。』

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夏乃ヲ 71 11 11e5bb3ca:2019/4/03 09:22:58

CCB<=71 正気度判定

(1D100<=71) ＞ 36 ＞ 成功

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夏乃ヲ 71 11 11e5bb3ca:2019/4/03 09:23:03

1D5

(1D5) ＞ 5

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夏乃ヲ 71 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:23:26

『ハート達は声を揃えて唄い出す。』

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夏乃ヲ 71 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:23:37

「さむい さむい 体はどこ お家がなくっちゃ

　いきていけない 神の御許に いけないなぁ

　そこの人 人 人僕を連れて行ってはくれないか

　神の御許に 僕もお供をさせてくれ」

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夏乃ヲ 71 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:23:53

▽連れて行く

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夏乃ヲ 71 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:24:09

『あなたが一つ、ハートを拾い上げると、それはピョイと貴方の胸へと潜り込む。

体が熱くなる、あぁ、そうか、私は死んでいたんだった。と、心の何処かで安堵する。

死体の冷たさに慣れきっていたから、寒いかどうかも分からなかった。』

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夏乃ヲ 72 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:24:41

『心の奥で声がする。』

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夏乃ヲ 72 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:24:52

「ありがとう あぁ あたたかい そうさ 君と僕は

　お互いなくちゃならないのさ それは自然の定めなのさ

　僕は心臓君は器、どっちも大切　 神の餌」

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夏乃ヲ 72 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:25:07

『不穏な言葉に、貴方は泣きそうな程に不安になる。

そんなあなたの心を逆撫でるような、楽しげな唄が聞こえる。』

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夏乃ヲ 72 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:25:32

『ぶくぶくと口から泡を吹く青い肌の魚の頭。

毛だらけのスーツ。

ウサギを無理矢理二足歩行にさせた様な無茶苦茶な立ち姿。

ふかふかの指の間に器用に風船を挟んで

グウラァ グウラァと人間では発音できない音域で笑っている。

水泡が破裂する音で唄う。楽しげに、楽しげに。

あまりに悍ましいその姿。悪夢が笑っている。』

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夏乃ヲ 72 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:25:49

CCB<=72 正気度判定

(1D100<=72) ＞ 61 ＞ 成功

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夏乃ヲ 72 16 11e5bb3ca:2019/4/03 09:25:54

1D5

(1D5) ＞ 5

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:26:10

「縫って縛って当てはめて 手を繋ぎましょう

　最後に手を繋ぎましょう

　さぁ手を出して 風船をどうぞ 腕がなくっちゃ

　風船は飛んで行ってしまうよ」

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:26:28

▽風船をもらう

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:26:43

『だらりと長い風船の紐が、貴方の手と体を繋ぐ。シュルシュルと音を立てて

あなたの腕が重力を得る。その様子を見て、ウサギが嬉しそうに言う。』

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:26:58

「腕があるなら どこにでも だれでも抱きしめることができる 

　君と道連れになる生贄さえも！ぁあ！良い事だ！

　君は道連れを引き摺り込む力を得た！オーララ！

　寂しい時は、どうぞ友を堕とすと良い！」

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:27:18

『一際強く風が吹いて、桟橋の上に立っていられなくなる。

どうにか地面に手をついて、爪を立てて桟橋の向こう側へようやく辿り着く。

風に揺らされた鉄の鈴が鳴っている。暖かな明かりが見えた。』

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:27:33

『光は美しい装飾の施された大きなテントの入り口に掛けられている

ランプから放たれている様だ。』

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:27:57

『テントの中はオレンジ色の光と、仮面で彩られていた。

細い細い、折れそうに細い美しい女が虎の生皮の上に座っていた。』

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:28:09

「力無き無貌のもの、顔が欲しいか　そらやるぞ」

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:28:19

『あやす様に唄うその声は、ゾッとするほどに低く、黒く、冒涜的だった。』

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:28:29

CCB<=72 正気度判定

(1D100<=72) ＞ 88 ＞ 失敗

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夏乃ヲ 72 21 11e5bb3ca:2019/4/03 09:28:33

1D10

(1D10) ＞ 10

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:29:05

『彼女は骨の様な指で、仮面をカラカラとならす。

その仮面は【PL、あなたの手の内にあるロスト探索者の顔だ】、全て無表情であった。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:29:24

「どれがいい？さぁ、どれがいい？君は選べる自分を選べる 

　さぁ これを選んで 生きるもの達のいるべき世界へ行くが良い

　 この死の湖から抜け出すのだ 私は君の背中を押しあげよう」

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:30:10

1D8

(1D8) ＞ 1

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:30:37

▽仮面【蘭自由】を選ぶ

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:30:51

『あなたは仮面を1つ選び、それを被る。仮面が1つ、息を吐く。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:31:05

『今まであなたの頭の中で渦巻いていた、

様々な人間達の記憶が、感情が、

何者かに捩じ伏せられていく。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:31:23

『何者でもなかったあなたは、何かに取り込まれる。

肉がこねられる感触を浴びる。

何者かの、誰か1人の意識、記憶、今までの人生と、

この暗い暗い湖で起きた、あなたの短い記憶が結びつく。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:32:00

『あなたの体を支配するのは

【蘭自由だ】』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:32:21

『仮面が1つ、息を吐く。

再び肉を得た事を実感するかの様に。

おはよう、自由。

死の床より、おかえりなさい。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:32:43

『…………

身体中をミキサーにかけられた様な痛みに

地面を転がり、嘲笑の声に押されテントの外に出てしまう。

体が押し上げられる。上に、空に、生者の世界に。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:33:04

「死を冒涜し 魂を冒涜し 存在そのものを冒涜する お前は呪具　世界への呪い

　お前は命を得る 魂を得る いつか どこかの神の為 神の贄 活き餌として 

　生に縛り付けられる お前がいる限り、世界は少しだけ、破滅に傾く！」

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:33:27

『自由は意識を悪意に喰い曲げられる、そんな感覚を持ってして目を覚ます。

どうやらここは病院の様で、周りにはなんとも言えない重苦しい空気を纏った

医師や看護師など、生きた人間達がいる。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:33:47

『自由、あなたの側には、あなたに最も近しい人がいる。

それがあなたにこう、言い放つ。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:34:01

「お前は誰だ」

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:35:04

CCB<=72 正気度判定

(1D100<=72) ＞ 38 ＞ 成功

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:35:20

1D21

(1D21) ＞ 20

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:36:08

CCB<=60 アイデア

(1D100<=60) ＞ 37 ＞ 成功

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:36:48

CCB<=60 POW*4

(1D100<=60) ＞ 47 ＞ 成功

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:37:34

『東京で行われたファッションショーで毒ガステロが起き、

主催やモデルなど、様々な人種・老若男女問わず1000人が巻き込まれたそうだ。

いずれも遺体が何者かに損壊されていた。その中で1人だけ綺麗な体があった。

それはあなただ。あなたは唯一の生還者だ。

しかし、あなたはとうに死んでいる「死人」だ。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:37:49

『墓も遺骨も死亡診断書もある。あなたは死んでいる、その事実は覆らない。

なら、あなたは、だれだ。

よくよく見てみないと判らないほどに、薄く継ぎ目のあるこの体は、誰だ。

私は、誰だ。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:38:01

『この問いに、あなたは「自分自身だ」と、答える。

自分はここにいる、ここに帰ってきてしまったのだ。

それを理解してしまう。

世界の理を曲げて、この身に呪いを宿して。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:38:12

「これからの命に、世界に、どうか災い多からん事を。」

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:38:38

『なんて声が聞こえれば、まだ恨めるものを。

都合のいい怒りの矛先なんて何処にもなかった。』

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:39:22

以降PCは神話的事件の寄せ餌になる。

敵味方問わず、神話生物の召喚の際の成功値に+5%、退散の際の成功値に-5%の補正が掛かる。

また戦闘になった際にこのPCが目標に固定され、戦闘が終了するかPCが死ぬまで解除されない。

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:39:37

1D10 SAN値報酬

(1D10) ＞ 3

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:39:51

62+5

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夏乃ヲ 72 31 11e5bb3ca:2019/4/03 09:43:40

END 1 『わたしは自由』

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