『裡面世界の天蓋花』

夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:36:14

シナリオ:『裡面世界の天蓋花』

シナリオ作者:春野りこ様

PL:夏乃ヲ  PC:三日月いるか


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:40:20

三日月いるか、25歳(※一年目時)男性。職業、主夫/用心棒。SAN値は27/47。時系列は四年目の冬。

この世界に納得がいっていない。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:42:07

出来れば引退探索にしようと思っています。BGMは『花瓶に触れた(feat.びす)』です。よろしくお願いします。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:42:37

『きみの前に、突然その世界はあらわれる。

目を開けたのか、景色が切り替わったのか。それすらもわからない。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:43:00

『──きみは、何故ここにいるのかも、直前まで何をしていたのかすらも、思い出すことができない。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:43:31

「、ここは……?」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:43:35

『ただ覚えていることは、きみの歩いてきた、生きてきた、その道のり。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:43:51

『見上げれば、広がっているのは、一面が灰色の空。

そして、足元には、灰色の花畑が、どこまでも続いていた。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:44:05

『その中に、ぽつり、ぽつり、と、赤や白、黄色の花が混ざっている。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:44:20

『それを見ていれば、きみは灰色の花畑、そして点々と咲く色のついたその花が、彼岸花であると分かる。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:44:34

『きみは、この花が曼珠沙華、死人花、幽霊花、地獄花、天蓋花などと呼ばれていることを知っている。

花に詳しくなくても、きみは何故か、そのことを、知っている。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:45:09

いるかは花には詳しくないけど、雑学知識は少しあるから聞いたことはありそうね


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:45:24

『気がつけば、きみの足元に籠が置かれている。

籠の中に、ちいさなメモが入っている。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:45:53

『「その花は、裡面世界を映す天蓋花」

「死に逝くきみへの手向けの花」

「受け取るも、受け取らないも、きみ次第」

「この死の狭間、そして死後しか知り得ることはないだろう」

「天蓋花は、すべてを識っている」

「識りたければ、花を籠へ」』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:47:24

「……死に逝く……?」「なんだ、俺……遂に死んだの?ミスったってことか。……ばかだな」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:47:42

『きみの目に、灰色の花が映る。

きみは自然とそれを一輪摘み取って、籠の中に入れる。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:48:07

『そのとききみの頭に浮かぶのは、ひとつの情景だった。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:48:23

『きみの生まれた瞬間のこと。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:48:36

『きみは愛されて生まれてきたのだろうか。

それとも、愛されずに生まれてきたのだろうか。

この裡面世界の天蓋花は、


その景色を、きみへ映してくれる。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 15:54:45

"赤子はきみと、もうひとり。"

"きみは、疲れきった顔の母親に、優しく抱かれている。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:01:44

"「ごめんね、お兄ちゃんが先ね」と言う、掠れた声が聞こえた。"

"「ふふ、元気な双子ちゃんですよ〜……だって。うれしいねぇ……」"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:04:47

"母の、力無い……けれど確かに愛のある微笑みを、きみは、"

"きみは、初めて目にしただろう。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:05:24

『──そうしてきみは、知るはずのない自分の生まれを知る。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:07:40

ぽかん、と口を開けている。「……な、んだよ、これ……」変に泣きそうになっていて、じわ、と滲んできた涙で上手く前が見えない。ただでさえ片目しかないのに……


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:08:03

『きみは、どう感じただろうか。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:11:09

よく分かっていない。嬉しいような、信じられないような。喉がぎゅうと締め付けられていて、小さな声しか出ない。過不足無く、なれない。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:11:23

『まだ、この世界にはたくさんの裡面世界の天蓋花が広がっている。

きみが識ることを望むのならば、花を手折り、目一杯籠へと乗せ、識るべきだろう。


何故ならきみは、』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:11:36

『「この世界に納得がいかないまま終わろうとしている」のだから。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:15:30

この世界に納得がいかない、か……


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:19:30

『この世界には、灰色、白、黄、赤の天蓋花がある。

籠に載せられる量には限界があるが、それでも……君が満足いくまで、花かごを作るといい。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:21:40

世界は理不尽で、全然幸せにしてくれなくて、幸福が得られたと思ったら今度は馬鹿みたいに酷い目に合わせてきて、その癖に必ずいつかは殺してくる。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:27:50

三日月いるかは、普通に生まれて普通に愛されて普通に幸せになれなかったのが不満だ。

自分なりの幸せを手にするのに、必ず誰かを踏み台にしなくちゃいけなかったのが不服だ。

目を閉じれば、訳の分からない世界でいじわるな決断を迫られたり、死の危険を感じさせられ続けたのが不快だ。

自分の大切な人達が苦しめられたり、泣かされたり、不幸な目にあっていくのが不愉快だ。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:30:03

苦しみも悲しみも痛みも嘆きもクソ喰らえだと思ってる、そんなもの無くなってしまえばいいと思ってる、どうしたって臆病なんだ、酷いのも怖いのもグロいのも嫌いだ。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:31:43

「……でも俺、もう死ぬんだよね……」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:33:50

「……せんせい、遺してきちゃったな……あの人の事だから、俺がいなくたって変わらないと思うけど。……ああでも、俺の仕事の不足分、暫く大変だろうな……」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:40:07

「あぐりも……アイツ、旦那に依存してるからある程度大丈夫だと思うけど、打たれ弱いからなぁ……1,2年引き摺りそう。いや、すぐ元気になられてもアレだけどさ」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:44:25

「あやり、と、姉さん……は大丈夫か。あの二人、強いもんなぁ。すぐ立ち直るよね。ああでも、光とか、みくりさんとか……あの変態女とかは、ちょっと、心配だな……」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:46:17

「……参ったなぁ。未練結構あるじゃんか。もう死ぬってのに……もっとちゃんとやっとけば良かったなぁ……せんせに自炊のすすめとか遺してくればよかった……」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:47:07

「ほんと、生まれてからじゃないといつか死ぬって分からないの、詐欺だよな」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:50:41

いるか、他人の心配事ばっかだな。お前のパソコンのファイルとかは気にしなくていいの?せんせと兄弟の写真めっちゃ入ってるけど


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:51:48

まあ気にしないだろうな……(別にせんせのえちなのとか撮って無いし見られてもいいんだろうな……)


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:53:03

兄妹のはまずいかもしれないけども(あぐりのグラビアがある)(20歳の頃のぐが「でました!!れ!!!」て雑誌の写真送ってきたので)


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:54:38

今見たらぐ、キレるんだろうな(「なんでこんなのわざわざ残してるのよ!?」「いや、こんなこともあったなぁってするために……」「しなくていいわよ!!!」)


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:55:50

ふと、籠を見る。その中の花を見て、「……母さん」て呟く。「……あの人、どうしてるんだろうな」


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:56:17

花を籠に入れたら、さっきみたいになにか見えるんだろうか。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 16:56:31

灰色の花を籠に入れる。(1/20)


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:00:28

"知らない情景が、きみの脳裏に映し出される。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:11:56

"そこには、中学生くらいのきみと、きみの母がいる。

きみは眠っていて、頬には涙の跡がついていた。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:15:25

"母が、きみの髪を撫でている。母に似た、細くて柔らかい、黒い髪。きみにとっては、呪いで……そして、大切なたったひとつだ。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:20:32

"「昔は、結ってあげたりしたのにね」「いつから、やめちゃったんだっけ……」"

"手は、きみの涙の跡に触れる。きみには覚えがある。そのくらいの歳の頃、独りの寂しさによく泣いていた。昔から、ずっと臆病なのだ。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:24:26

"天蓋花の母は、きみがそうやって膝を抱えていたことを、よく知っていたようだった。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:25:53

"「起きている間に、触れてあげられなくて……ごめんね。」"

"「……愛してあげられなくなっちゃって、ごめんね」"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:32:59

"「……貴方をこれ以上に、傷付けたくないのよ。」「……ごめんね」"

"そう言う母は、それからずっと、きみのことを撫でていた。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:34:00

つらいな。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:36:29

いるかは知ってる。親であるなら、いつだって子を愛してやるのが正しいって事を。でも、そうすることが簡単ではなくて、普通に育ててやることすら難しくなる人がいることも知ってる。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:39:10

愛したくても愛しきれない人がいるのも知ってるし、子を大切にしてやれない人皆々全員が完璧な悪人だって意見が、なかなか貼がれないスティグマなのも知ってる。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:41:06

怒りたくても怒れないし、許したくても納得いかなくて、心がぎゅっとするんだ。世迷い言でしかなくても、「だったら連れてかないでくれたらよかった」とか思ってしまうんだ。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:41:18

やるせなくて苦しくてかなしいね。


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夏乃ヲ☂三日月いるか f4d721d5:2019/9/11 17:48:14

「……母さん」と、手元の花を見ている。「どうして、あなたも俺も、柔くなってしまったんでしょうね」「そうでさえなければ、もっと、きっと……」寂しくなくて、済んだのにな。と呟いた。


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:00:21

全て繰り言!ウゥワ〜〜


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:10:48

三日月いるか、これでもお母さんのこと好きだからな……嫌っていても情があるのは分かっていたし、昔から共感力が高いもんだから、お母さんの止むに止まれぬ心情も察していたから……


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:11:33

ママのはいるかが嫌いというか、パパを原因とする男の人に対する生理的な嫌悪なんですけど


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:11:56

パパが悪過ぎる(パパが悪過ぎるなぁ……)


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:23:33

花籠をぎゅっと持って、ちょっと感傷に浸るかな。臆病繊細男だからこういうの、メャ……となりがち……


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:25:31

もっとどうにかしたかった、て気持ち あるよな……あなたのことが好きだったし、あなたが苦しんでるのも分かってたなら尚更です。


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:42:24

そろそろ次の花、行くか……(リアル時間で15分くらいいるかについて考えていた)


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:43:31

メランコリヰだね


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:47:50

あの……あの子のアレ回収したいな 許可は取っているので……


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:48:06

白色の花を籠に入れる。(6/20)


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:48:34

"知らない情景が、きみの脳裏に映し出される。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:54:18

"白い髪の女性が、図書館のような場所で佇んでいる。

きみは、彼女に見覚えがあるだろう。何度か共に事件に巻き込まれた、言ノ葉 律だ。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:56:55

"彼女は小さな女の子と一緒に、怪しげな表紙の本を困った顔で読んでいる。「参りましたね……」"

"「こういうのは私ではなく、彼の方が得意なんですが。」"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:57:28

「アイツ……」


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 02:58:42

思えば初探索からの付き合いなんだよなりっちゃん。医者目指したのもりっちゃん切欠だしな……


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:00:38

"「かれ?だぁれ?」少女が律に話しかける。

「あぁ……私のお友達ですよ。今の貴方と私のように、こういう事件に何度も一緒に巻き込まれた人です。」"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:02:23

"「とっても優しい方なんですよ。これを読み終わったら、後でお話してもいいですか?」"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:03:48

"場面が変わる。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:07:53

"灰色がかった、脂ぎった肌と、細長いピンク色の何か複数が、一瞬映る。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:10:05

"恐らく何匹かいるだろうそれと、言ノ葉律が対峙していて……彼女の体からは、多量の血が流れていた。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:10:39

「!!!」


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:13:40

"後ろには少女もいるようで、律は微笑んでこう言う。

「大丈夫です……!貴方は何も、心配しないで……!患者様を守るのも、看護師の仕事、ですから!」"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:14:18

"瞬間、律の胸に、槍が深く……深く刺さる。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:15:27

"言ノ葉律は、地面に膝を着き……倒れた。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:15:37

ウ……………


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:15:49

このセッションのKPわたしなんですよね ウウウ


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:15:56

りっちゃん……


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:16:59

りっちゃんのログほんと後生大事に持ってるからな 大好きなんですよ……


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:17:11

いやわたしが殺したんだが ごめん…………


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:24:38

「律……?」嘘だろ、って気持ちだ。死んだなんて知らなかったんだよな。連絡先とか何度か聞かれたけど教えてなかったし。


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:30:52

「……………死んだんだ、お前」


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:34:12

「そっか、そうだよな……そりゃああんなことに巻き込まれてたら、死んじゃうよね。……俺もそうだし。」


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:36:30

「……………なんだろ、なんか……分かってるはずなのにな……こんなの、今思ったって仕方ないのに……」俯いて片手で頭を掻く。「……寂しいな……」


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:40:58

凹んでしまうね……りっちゃんもぐとかと同じような、「大切なひと」だからなぁ 死なないで欲しかったよね。理不尽に殺されないで欲しかったね。彼女の死にしょうがない事なんてどこにもないね。


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:41:15

りっちゃんにも手向けの花を用意してあげたかったよ


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:45:25

今花瓶に触れた聴いてますけど、歌詞の「君の頬に残る恋の色 気付かないふりを続けてる」が今丁度流れてきてりっちゃんといるか………………………になってしまった 助けてくれ


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:46:03

りっちゃん〜……好きだよ………………


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:46:43

次行きましょう いるかも律ちゃんについては後でゆっくり考えようね


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:52:57

赤色の花を籠に入れる。(9/20)


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 03:53:13

"知らない情景が、きみの脳裏に映し出される。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:00:33

"そこにいたのはあぐりだ。今より少し髪が長くて、軽めのメイクをしている。"

"腕の中には、生まれて数ヶ月、といった見た目の、赤ん坊を抱いていた。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:01:08

"確か彼女にはまだ、子供はいなかった筈だ。だからこれはきっと、未来の、可能性の話。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:05:08

"映像の中の彼女は、誰よりも幸せそうな顔で笑っている。我が子が愛おしくて仕方がない、という笑顔だ。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:14:17

"今まで、散々理不尽と不幸に苛まれてきたきみの妹は、母として子供を愛し、あんなにも屈託なく笑えている。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:16:50

"きみが一番に愛した女の子は、どうやらもう、心配しなくても平気らしい。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:23:00

世界はいじわるなままだけど、それでも幸福にはなれるんですよね。


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:25:08

大切なひとが不条理に殺されるこの世界なんて間違ってるけど、大好きな子がこうやって幸せになれる世界でもあるんだよな


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:27:52

白い花と赤い花を見比べてそう考えて、しょも……となるいるかです。大切なそれらをぎゅっと抱えてはいるけれど、自分に何が出来るんだろう。


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:29:42

まあ、あぐりが嬉しそうなのは普通に嬉しいね。それを祝ってやれなかったのは凄く口惜しいけど。好きだしシスコンなので……


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:30:41

こう見えて「うちの妹はほんと世界一可愛いな……」と思ってるからおもろ ちなみに世界一美人なのは多々羅先生です


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 04:40:54

ちょっとずつ未練を拭い去らせて貰ってます そろそろラストかな……


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夏乃ヲ☂三日月いるか 10995ad2b:2019/9/12 05:07:08

一旦休憩します。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 05:58:14

ラストにしたいけど、どうしようかな


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 06:00:49

多々羅せんせいとの何かを最後に持って来ようかと思っていたけど、せんせに関係するような納得出来ないこと未練があること、ここでどうにかしようがあるものではない


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 06:17:12

ホントこいつ自分の周りの人(好きな人ではなく、周りの人)が凹むのが好きじゃないタチなので、せんせがしょも…とした諸々に納得がいかないし一人残してきちゃった今の状況にも正直アアー……と思ってるよ


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 06:17:59

まあ、「自分がいなくてもあの人は大丈夫だろう、変わらないだろう」と思ってるからそこまで最悪な気分にはなってないんだけど


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 06:18:50

ちょっと苦労はさせるよなぁ、と思って若干凹んでるくらいで


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 06:20:58

いや一番の未練は別のものなんですけど、如何せん本人が自覚してなくてな。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 06:56:03

うーん、どうしようかな。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 07:01:20

赤色の花を籠に入れる。(12/20)


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 07:01:37

"知らない情景が、きみの脳裏に映し出される。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 07:49:49

"次に見えたのは、きみが慕っている恋人だ。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 07:59:29

"美しいその人は、黒い装いに身を包んでいる。きみが知らない服装だ。"

"やけにつまらなさそうな顔で、袖の埃を払う。これは……喪服だろうか。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:00:27

"その人の隣に、きみはいない。"

"いつもなら、傍らで身支度の手伝いをしていることだろうに。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:04:00

"つまり、開かれた葬儀はきみのものなのだろう。"

"きみの葬式が開かれるなど、あまり有り得る話ではないが……これもきっと、あるかもしれないひとつの可能性の話なのだ。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:06:30

面倒な事に参加させてしまっているな、と申し訳なくなるな。あなたに厄介をかけること、好きじゃないんですよ……


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:14:11

"華奢な指が、診療所のドアを押す。扉を開く、なんて当然の行動でも、この人がそうしていると、なんだか不自然に感じる。"

"それもそうだろう。本当なら、埃を払うのも、ドアを開けるのも、きみの仕事だったのだ。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:19:29

"外は、雨が降りそうな曇り空だった。前の道路には、高そうな車が止まっている。誰かが、迎えをよこしてくれたのだろうか?"

"一体、誰が。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:21:39

"……いや、誰だって構わないのだ。だって、それは……どう足掻いたって、きみでは無いのだから。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:24:37

"きみの愛しい恋人が、車に乗る。"

"雨が、降り出した。"


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:36:37

情景はもうどこにもない。それでも、それを見つめ続けてしまっている。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:39:33

明確に、嫌だと思った。こんなことを、こんな風に思うのは初めてだ。

今までも散々嫉妬はしてきた。愛する人に近づく野良犬は気に入らなかったし、例え兄弟でも、仲良くしている様を見るとチクリとした。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:39:56

だけど、こういう類のものは無かった。いや、自覚していなかっただけなんだろうか?


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:42:24

貴方の世界に、自分がいない。ただそれだけの事で、馬鹿みたいに心がヒリついた。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:44:44

「……先生、」


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:46:09

手折った花を、きゅ、と握る。知らなかった心で、感情が揺らいでいる。

自分はまだ、あの人を、愛し尽くせていない。あの人を、一人にしたくない。

あの人の……貴方の、すぐ側にいたいんだ。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:44:44

帰りたいと、思った。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:47:04

『ふと、籠を見ると。きみが集めた花籠の上に、再び知らないうちにメモが乗っている。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:47:22

『「裡面世界を識ることで、きみの思いは変わっただろうか?」

「満足がいったならば、きみの死に逝く際に再びこの花をきみの記憶へと添えよう」

「もし満足が行かず、全く別の人生を生きたいと願うならば、籠を空へと放り投げなさい」』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:47:58

『いつの間にか、灰色だった空の一部が欠けるように、青空を見せていた。


きみは、それにどう応えるだろうか。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:48:45

満足とは少し違うけど、これは失くしたくないものだよ。記憶だけでなく、気持ちも含めて。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:49:03

『きみは、選ぶことが出来るだろう。


今ここでこの裡面世界で得た知識を持ち死を逝く者となるか。

やがて訪れる死に逝く未来でこの裡面世界で得た知識を得ることになるか。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:49:22

『何を選ぶかは、きみ次第だ。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:49:45

生きるよう せんせのとこ帰るんで……


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:50:05

『きみは、この世界にようやく納得のいくものを見いだした。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:52:52

大嫌いな世界なのは変わらないけどね。でも、今までの、"死ねないから生きてた"じゃなくて、生きてやりたい事があるから生きようねって そういうアレですよね


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:53:07

『そして、それを死に逝く時に、再び識ることを選んだ。

その時を生きると決めたきみの記憶からは、この狭間の記憶は消えていくだろう。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:53:30

記憶は消えるけど何かは残るって信じてるよ……


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:53:44

『しかし、きみの死の間際には、きみの選んだ天蓋花は必ず手向けられるだろう。

何せ、この裡面世界の天蓋花こそが、死に逝くきみへの手向けなのだから。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:53:54

『目を、閉じる。

きみのいる世界が、再び始まる。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:54:08

『そして、いつかのきみへ。

おやすみなさい。

手向けの花は、いつまでもきみのそばに。』


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:54:22

探索者 * 生還


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:54:31

ゥワー!!!!


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:54:39

終わりました……ありがとう………


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:54:56

三日月いるか、これにてCoC探索者引退です。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:55:18

あとは与太シナリオくらいしかいかない 酒シャブくらいしかいかないよ


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:57:50

BGM『花瓶に触れた』、歌詞がいるかっぽかったので選曲したんですけど、もうイメソンですねこれは……


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:44:44

帰りたいと思った、のとこ、最初は別の言い方にしてたけど花瓶に触れたの歌詞に『帰りたいと思った』てのがあるのでそっちに倣わせてモロタ バランスは悪いけど自分の感傷の為だからゆるしてね……


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 08:59:02

ア、過敏に触れた、て文字変えしたら余計いるかぽいのでおすすめ(それ誰宛のおすすめ?)


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:00:32

報酬です


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:00:36

報酬

【裡面世界の天蓋花】

きみは手向けとして、この狭間の世界で与えられたその知識を持った状態で、命を終えることができる。

もしロスト救済シナリオなどできみが探索者として復帰した場合、その知識の有無に関しては自由とする。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:00:49

好き……………(泣いてる)


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:00:55

最高シナリオだなこれ


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:00:59

最高シナリオです


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:02:10

春野りこさんありがとう


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:04:15

いるかはまた、何も知らないきみに戻ってしまうだろうけど、彼に教えたかったことぶつけたかったことが全部手渡せてよかった。

次深い眠りに落ちる時、また触れられたらいいね。その時には、せんせのことも他のことも、後悔がないくらい愛し切れていたらもっといいね。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:04:45

愛してるよ


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:05:11

お疲れ様だね。今まで頑張ってくれてありがとうね。愛してるよ。


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:05:55

それじゃあこれでおしまい!ありがとう!『裡面世界の天蓋花』でした!ばいばい、またね!


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夏乃ヲ☂三日月いるか b9547937:2019/9/12 09:06:21

2019年、9月12日。夏乃ヲといるかくんでした!


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